2014年10月-安い旨いローカル食材に大感謝

以前、コラムにも書いたのだが、私は塩麹やチューニャン(中国の醗酵調味料。もち米と酒餅という麹菌からつくる)、天然酵母など手作り醗酵食材を自家製している。こう書くと、「すごい!」とお褒めの言葉をいただけるのだが、実際は混ぜて寝かせるだけとしごく簡単。その上、料理がそんなに得意ではない私の手料理が格段においしくなるため、こういった調味料の数々が現在も冷蔵庫を占拠している。とはいえ、特に「健康」や「自家製」にこだわっているわけでもなく…。怠け者でケチな性格ゆえ、ローカル調味料や加工品にも大変お世話になっている。今回はローカル食材の私流活用法をご紹介! えぇ〜と、初めに申し上げますが、性格が大雑把なもので、料理の基本はすっとばしの「結果よければまぁいいか」という、なんともいい加減なものですが、日々お忙しい奥様方の参考になればこれ幸い。

まずは李錦記の「特級鮮味生抽」というもの。お値段も安く、青菜、オクラ、いんげんや魚といった食材にKL、コレと紹興酒、油をブレンドしたものをかけて蒸したら巷で食べる中華料理のできあがり! 簡単でとってもおいしいんですが、なんとコヤツ、和食にも使えるんです! 母が我が家に滞在中、「この甘い醤油って、めんつゆっぽくない?」と味見させたら、母は「あら。めんつゆ代わりに使ったらいいんじゃない?」と。ホンマや! 中華料理のみに使用してた私は目から鱗。

まず、母が作ってくれたのは揚げだし茄子。この醤油を適当に水で割ってさっと沸騰させ、そこにすりおろした生姜と揚げたナスを浸してできあがり。和食ができてしまった。この揚げだし茄子は素揚げのパプリカを加えると彩りもいいしおいしい。大量に仕込んで、翌日はおそうめんにのせて食べたりと楽しんでいる。以来、インゲンやオクラ、ほうれん草などをさっと湯がき、この醤油とゴマで和えた即席お浸しや胡麻和えが食卓に頻出。水で割らずおだしで割ればさらに風味豊かなのでしょうが、そこは省略。チャーハンの仕上げにサッとかければ香ばしく、炊き込みご飯も柔らかなお味に。ナンプラーとこの醤油のおかげで、日本の醤油はほぼ使わなくなってしまったほど。みりんや砂糖を調理に使わない我が家では、ほどよい甘さが和風に感じられるのである。さらに食材費の節約に! また、みりんやお酒を使用できないご家庭での和食調味料としてお役に立てるはず! 黒酢、ごま油、この醤油を合わせたドレッシングもおすすめです!

日本ではあみの塩辛として知られるチンチャロ。こちらも必需品。オムレツや野菜炒め、湯豆腐に乗せたり。えびやいかをサッと炒めて、パスタとオリーブオイルとチンチャロで和えた海鮮パスタが旨い!チンチャロはマラッカの「ニョニャマッコー」というレストランのがお気に入り。この「ニョニャマッコー」の肉用カレー粉がまたおいしくて! バゲットやパン生地に混ぜて焼くと、なんともいえないスパイスの香りがたまりません。チーズとの相性も抜群! 鶏の胸肉を塩麹とこのカレー粉に漬け込んで焼いたものはなんちゃってタンドリーチキン。ふっくらジューシーに。塩麹がなければ、塩コショウで下味をつけて、ヨーグルトとカレー粉に漬け込んでもOK!

安くておいしいローカル食材、意外と和なお味とも相性がいいんですよ! 騙されたと思ってぜひお試しください。

利秀

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る