2015年12月-マレーシアの物価1/3って本当?(最終回)

天然資源が豊かなマレーシアの水道代、ガス代は日本の半分〜3分の1だ。しかし、電気代がものすごく高いことはあまり知られていない。電気代は全国一律ではなく、住むエリアによって基本料金にかなりの差がある。また、使用量に比例し料金が上がり、一定使用量を超えると、バ〜ンと料金が上がってしまうのだ。我が家は不幸なことに電気代が高いエリア。節電を心がけても、600リンギ/月(以下リンギ省略)以上かかっている。ちなみに10年前は400/月だった。家族が増えたこと、物価の上昇が影響しているにしても、尋常ではない値段だと思うのは私だけだろうか。

ガソリン代は2/ℓ。日本の半分以下なので一見安く感じるが、車社会なうえ、日々こどもの送迎、夫の通勤で我が家は2台の車が休む間もなく走り回っており、ガソリン代はひと月600〜800かかる。日本車購入価格は日本の2倍。庶民に欠かせない足だが、維持するにはかなりの出費が必至といえる。

次に、教育費。末娘が通うナーサリーは700/月。週5日8時〜3時半まで、朝昼食付。長男が通っていた幼稚園は550/月だったのに学費も年々上がっている。来年から、長男長女が通う小学校付属の幼稚園に入るので学費は現在の半額になる。公立中華系小学校の学費はゼロ。教科書も政府が貸してくれるので無料。ノートや副教材を新学期に購入するが、100/年ほどと激安。制服は1セット50リンギ以下。長男はかれこれ3年間同じものを着続けている。給食は朝昼2食で70/月。日本では考えられないだろうが、我が家では3/日のおこづかいを渡し、こどもは校内でお菓子や文房具を購入している。もちろん毎日全額は使わないので、余ったお金は各自で貯金。うちの小学校はClipboarder.2015.12.04-004放課後に学校主催の補講が毎日あり、90/月で参加できる。さらに、長男は課外授業で演劇クラブとロボティックのクラスに参加しており、その費用が各100/月。学校以外の習い事は、長男のギタークラス140/月、長男長女の水泳クラスに一人130/月、週に一度、2時間の家庭教師に700/月支払っている。公立校に通っているため学費はかなり抑えられているが、個々の習い事に関しては日本と大差ない。

医療費は、政府系の診療所や病院だとタダ同然の激安だが、我が家は個人経営のクリニックへ行くので、風邪だと受診料や薬代で1回80〜100リンギかかる。入院しない場合は保険が効かないのですべて実費。幸い家族全員頑丈なので、病院にかかることはあまりないが。

我が家の毎月の出費総額平均は、食費+日用雑貨3500リンギ、住居費100、光熱費630、ガソリン代600、教育費2320、合計7150リンギとなる。それ以外に電話代、インターネット、交際費、保険などの雑費を加えると8000リンギを超えてしまう。家賃もなく、公立学校に通い、ローカル食を食べていてこの金額だ。日本の1/3で手に入るものはたくさんあるが、日本以上にかかるものも多く、日本の1/3で暮らすのは極めて難しい。しかし、自分次第で日本の1/3生活が可能でもある。ライフスタイルの選択肢が無限大であることが「移住したい国NO.1」と多くの日本人を魅了する所以なのかもしれない。

利秀

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