2016年9月-ワイルドライフ

わが家は一応首都KLにある。今年からLRTが家の裏の川向こうを走り始めたり、コンドミニアムが建つなど、日々開発が進むなか、オオトカゲが車道を横断したり、サルやリス、カラフルなトカゲが庭先を散歩したり、LRTの高架下を牛の群れが草を食む姿が見られたり、「自宅サファリ」が未だに体験できるほど自然豊かだ。
ちょうど裏のLRT工事が始まったころ、住処を追われたサルの大家族が総勢10匹、わが家の3Fを占拠したことがあった。2011年6月のコラム「招かれ猿客」でその記事を書いたが、今でも鮮明に覚えているほど衝撃的なできごとであった。
2010年8月「困った居候」では、蜂が一晩で大きなハチの巣を作り、消防隊を呼んで駆除した。(蜂騒動は去年とおととしにもあった)。2010年12月「続く不運、いつ終わる?」はねずみの籠城記。ねずみは後にも先にもこれっきりだが、猫からの貢ぎ物、ご臨終のねずみとの対面は今でもある。2011年5月「春うらら」では野良猫がわが家の庭先を分娩に利用した。この猫はその後も2回、うちで出産をしたが、3年前に住宅地内の誰かが去勢手術をした。どうやらあちこちで出産しまくっていた模様。今は数軒先の家でご隠居猫となっている。わが家では3匹猫を飼っていたが現在は1匹のみ。2年ほど前に家出した猫が先週、突然帰ってきたのには驚いたが、餌を食べて休憩すると、また旅に出てしまった。
驚きの珍客は今年も絶えない。ある朝のこと。誰もいないはずのトイレでカタンと音がした。飾っているモノが落ちたことは想像できるのだが、風もないのになぜ? そんなことを忘れ、30分後にトイレに入った。トイレットペーパーを取ろうとしたとき、便器と壁の隙間で何かが揺れた。ん? なんと! 隅っこで蛇がとぐろを巻いてこっちを見ているではないか!? これにはもう仰天! パンツもズボンも上げずにトイレから飛び出しドアを閉めた。夫出張中。「トイレに蛇がいる‼」とパニック状態で義母に連絡。ちびっこをわが家に送る途中だった彼女は、ガードさんと一緒に到着した。トイレ内を探すも蛇はいない。断水時用の大きなバケツを指し、「あの裏も見て!」と言った瞬間、にょろにょろぉ~~!「ギャーーー!!」と叫び、トイレを覗き込む娘二人を押しのけ、私の先を逃げる息子を追い抜き、家の端っこまで逃げた私。鉄の警棒でゴンゴンと蛇を叩く音が聞こえる…。数分後、「ちょっと、もうちょっと上に上げて。そうそうそう!」と義母の声。蛇を捕らえたガードさんを携帯で撮影中。「アナタねぇ、こどもを押しのけて逃げるのはよくないわよ!」とチクリ説教されたけど、義母のおかげで助かった。
さて、数日前のこと。まだ夜が明けぬ早朝にトイレへ。便座に座ろうとすると、ポチャンと水滴がお尻に跳ね返ってきた。はて? まだ何も出していないんやけど? 気にせず用を足し、トイレットペーパーを取りながら、ふと視線を感じたので壁に貼っている世界地図を見上げると…。中国大陸に体長10センチほどの茶色いカエルがへばりついている! 「ぎゃぁぁぁぁぁ!」と叫び、夫を叩き起こし、無事捕獲! 蛇もカエルもどこから入ったのか謎だが、どちらも私のお尻にかぶりつかなかったのは不幸中の幸いである。

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利秀

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