KLのらりくらり徒然草 第131回-巣籠り

KLのらりくらり徒然草

巣篭り

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当初はスクールホリデーが1週間延びただけと高をくくり、ダラけた生活を送っていた。暇をもて余した夫がご飯を作ったり、私は久々に発酵食品にはまり、天然酵母のパンを焼いたり味噌やぬか床育てなどに精を出した。

休校がいつまで続くのやら分からない状況、このままの堕落した生活ではイカン!と、気持ちは焦るものの、どうしたらいいのか分からない。公立学校のオンライン授業は安定も充実もせず、かと言って、勉強を教える甲斐性が私や夫にあるわけもなく。教えたところで、こどもといがみ合い、ストレスフルな時間を過ごすなんてかえって不健全だ。

「将来、必要なことってなんだろう?」と考え、ひねり出したのが、タッチタイピングの練習だ。ネット上にある「Typing Club」という無料ゲームがうちの子には合っていたようで、「☆を3つ以上獲得で次のレベルに進んでも良し。毎日10レベル達成すること」というルールを定めた。はじめは嫌がっていたけれど、10日もすれば習慣化した。スピードは遅いが、小2の次女もタッチタイピングができるようになった。それと同時に、14歳の息子には『朝日小学生新聞』の電子版より、興味のありそうな記事を印刷して読ませること、娘達には家にある幼児向けの絵本を1冊ずつ朗読させることで日本語を。毎日一本、好きな映画でもアニメでもいいから中国語か広東語か英語で見ることで、日本語以外に触れることもルーティン化した。それを済ませば、ゲームもYoutube もNetflixも、なんでも自由にやり放題だ。

最初はこちらから声をかけても、舌打ちしたり、文句を言っていたけれど、次第に自主的にできるように。以前は、日々忙しく余裕がなかった私も、なんせ時間はたっぷりとあるので、きちんと終わらせているかどうか、一人一人に目を光らせることができたのも功を成した大きな要因だろう。

午後の自由時間。長女は料理やお菓子作りにハマり、クックパッドから作りたいものを検索しいろんなものを作った。長男は友達とオンラインゲームをしたり、水槽の手入れをしたり、次女はバービーやレゴで延々と遊ぶ。三人三様に過ごすも、夕方になると、庭で鬼ごっこしたり、家の中で銃撃戦など、3人揃ってのたうち回って汗をかき、順番にシャワーを済ませて晩ごはん。就寝9時まで再び自由時間となるのだが、ボードゲーム、Switch、トランプ、UNOなどのゲーム大会には、私も強制参加させられた。夫が麻雀の簡単なルールを教えて、7牌だけを使った「簡単麻雀大会」に夢中になった時期もあったり。段ボール箱で家を作り、そこで24時間過ごしてみたり、ちびっこならではの発想と行動力に驚きながらも、「やりたい」と言うことは全てやらせた。

3ヵ月半。買い物は夫が行くので、私もこどもも、本当に一歩も家から出ずに過ごした。夫以外はいつまでも巣籠りしていたいニート気質が発覚した次第。

さて。7月15日から長男と長女、24日から次女の学校が始まるのだが。3人とも制服が小さくなり、靴が入らない。名札の付け替えに没頭しつつ、「ニューノーマル」へ向けて前進中。長い巣籠りに、名残惜しい気がしないでもないが。

利秀(りしゅう)  プロフィール
​2001年来馬。チャイニーズの夫との結婚を機に永住を決意。大好きなマレーシアに振り回されつつKLライフを謳歌。現在3児の母。

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