KLのらりくらり徒然草 第148回 KLの物価と地方の物価

KLのらりくらり徒然草

KLの物価と地方の物価

セニョ~ム先月号を片手にKLを出発したのはとある日曜の午前6時。8時半にはシティアワンに到着し、古そうなチキンライス屋さんでカンプアミーを食べる。ドライワンタンミーということだが、当地の麺は太くてむっちり。こどももおいしいと大絶賛だ。

9時半、Mr Honey Bees Farmでハチミツの収穫の様子を見学した。巣箱から巣板を取り出すと蜂がブンブン飛び回る。娘たちは恐怖に満ちた表情。それもそのはず、借りたネット付きの帽子で顔は覆われているものの、首から下は半袖・短パンなのだから。蜂に刺されることはないが、蚊に刺されて痒そうだ。工房では蜜蓋を剥がして遠心分離機に入れて蜜を取る作業。特に説明があるわけでもなく、ただ作業の様子を見るだけだが、蜜蠟付きのハチミツやビーポーレン(花粉粒)など養蜂場ならではの試食があった。

地図を見るとマングローブパークが近いので行ってみた。湿地に潜むムツゴロウのような魚やカニ、背中がキラリと光るトカゲなど、長男があれこれ解説するも情報量が多すぎて何もかも忘れてしまった。「5人まで」と注意書きのある吊り橋を5人で渡ると、スリリングに揺れる。渡り終えても体に揺れが残る。

一番楽しみにしていたシティアワンの博物館はコロナの影響で3月中の日曜日は休館だった。気を取り直して中国寺院へ。ここ楽しい! 飲食店や土産屋さんを見て回ると、お寺なのにビールが売っている! アイスクリームを食べながら海の方へ歩く。潮風が気持ちいい。

「朝早く起きるから早寝しよう!」と言っていたにも関わらず、前夜友達と飲みに行った夫は二日酔いに長距離運転で疲労困憊の様子。イラッとしたが、体調を崩されては困るので早めにホテルへチェックイン。こどもだけの部屋は修学旅行のように楽しそう。大人の部屋は夫のイビキと韓国ドラマの続きを見る私。

夕方、ホテルから近かったのでPantai Telu Batikへ行った。海辺を散歩したり公園に集まる猫と遊んだり。みんなひと眠りした後なので元気だ。晩ご飯は名物を食べるわけでもなく、ホテル付近の広東料理レストラン。カイランとヤム芋の炒め物、豚肉と魚の塩漬けの炒め物、トンポーロー、中華茶碗蒸し、豆腐ときくらげのあんかけ、コーラ3本、ビール2本で129リンギ。エアコン付きの結婚式ができそうなレストランでこの値段!?

福州グルメを堪能し、昼過ぎにトゥロッ・インタンへ。マレーシア版ピサの斜塔(どこがやねん!)とも呼ばれるMenara Condongを訪れ帰路につく。途中、セキンチャンで米を買い、クアラセランゴールでフィッシュボールや乾物を大量に仕入れた。川沿いの海鮮レストランで早めの夕飯。エビのフリッター、春雨炒め、炒飯、特製豆腐の揚げ物、イカのカレー粉炒めにお茶を注文して120リンギ。炒飯は食べきれずに持ち帰ったほどボリュームがあるのにこの値段!?

1泊2日食のロードトリップ、当地の名物を味わうのもいいけれど、普通のレストランで普通の食事も悪くない。なぜってKLの1/3~半額で贅沢ができるのだから。20年前に比べると、ナシレマッもロティチャナイもワンタンミーも随分値上がりしたが、最近のKLの物価上昇には目を見張る。今回の旅では地方との物価の違いを大いに実感した。

利秀 プロフィール 2001年来馬。チャイニーズの夫との結婚を機に永住を決意。大好きなマレーシアに振り回されつつKLライフを謳歌。現在3児の母。

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