2012年1月-Dr.江頭の健康相談

 

 

運動・体重・ダイエット

  体重管理は生活習慣病の予防に欠かせないものです。もちろん体重を増やさないように、更に減らすことが目的となります。体重は年齢とともに増加しやすくなります。それは、運動不足に伴い、体の筋肉量が減少するとともに基礎代謝が減少するため、同じカロリーを摂っても蓄えやすくなるためです。従って年齢が上がると体重管理に努力が必要となります。

 身体の脂肪を1キロ落とそうとすると約7000キロカロリー(以下カロリー)消費する必要があります。大人はその体重を維持するために一日体重1キロ当たり30〜35カロリー必要です。つまり、体重60キロの大人は一日に約2000カロリー食べることになるので、3〜4日断食すれば1キロやせることができます。ただ、運動して汗をかき体重が1、2キロ減った場合は身体の水分が減っただけなので1、2日で元にもどります。これを体重が減ったと間違えないようにしなければなりません。

 例えば右のような人が、食べる量(摂取カロリー)を一割だけ我慢したとします(腹9分)。この場合、一日で約200カロリー減らしたことになるので1ヵ月続けると約6000カロリー、半年で3万6000カロリー削減したことになります。これは約5キロの体重を落とすことのできるカロリーです。このようにあきらめずにダイエットを継続すると体重は自然に落ちて行きます。まさに「継続は力なり」です。生活習慣病の方が体重を減らして血液検査結果を改善させるには、その方の体重の約5%が減ると期待できると言われています。つまり体重60キロの人の目標は3キロとなります。

 それでは200カロリーとはどの位のエネルギーなのでしょうか?

 正確に詳細を知るには食物換算表などやネットで分かりやすく解説されていますが、大雑把には次のように考えて頂ければあまり間違いはないと思います。食事なら、米のご飯茶碗一膳(市販のおにぎり1個)、缶ビール1缶、運動なら、軽いウォーキング約1時間、ジョギング約30分、などに相当します。

 1ヵ月に数キロ体重が減るようなダイエットは体に無理があるだけでなく、長続きせず結局リバウンドがきます。決して1ヵ月に1キロ以上減るようなダイエットはなさらないようにして下さい。

江頭省吾

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2012/01/05 | カテゴリー:【連載終了】Dr. 江頭の健康相談

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