2012年8月-Dr.江頭の健康相談

 

 

 

 

マレーシアで健康的な生活を送るために

 私のコラムも今回で最後になりました。そこで今回は当地で健康的な生活を送るために気を付けておいたほうがよいことをまとめてみました。

①予防的に取り組む事項
 予防接種、食生活、運動不足と健康診断がキーワードです。予防接種はその病気に罹らないようにするため、または罹っても軽く済むために接種するもので、外地で生活する上で非常に大切なものです。子供は生後より継続せねばならないものを、時期を逃さず接種することを忘れないようにしてください。大人の場合は罹りやすい病気を想定して接種することになります。具体的にはA型肝炎、B型肝炎、インフルエンザワクチンが重要で、もう少し広くカバーしたい方はこれに破傷風ワクチンを加える程度と思います。肝炎と破傷風は予防接種が完了するまでに6ヵ月かかることを忘れないようにしてください。日本で始めてもマレーシアで継続することができます。インフルエンザは日本の流行時期に合わせて接種すればよいでしょう。

 食生活と運動不足はマレーシアでの生活を体験されるとすぐに気付くと思います。こちらは日常の運動量が減り、高カロリー・高脂肪食になりやすい環境です。このため日本にいた時よりも体重が増えやすく高脂血症や糖尿病の悪化や新たに発症するケースが多く見られます。従って、これらのことについて充分に気をつけねばなりません。そのためには、積極的に定期健康診断などを受け変化を見過ごさないようにしましょう。体調と病状は必ずしも一致しないことを忘れないようにしてください。健康診断も予防接種も面倒がらずに受けるようにして下さい。

②持病の管理
 定期的に通院しチェックを受けることと、こちらで薬を処方してもらうことが大切です。すでに病気が分かっているのに症状がないために「病院へは行かず薬だけ内服している」、「日本で多く出してもらったから、それを続けているから大丈夫」、も同様にダメです。何らかの理由で薬が途切れた場合、結局こちらで調達する羽目になります。更に、2-3ヵ月毎にチェックを受けるべき病状を長期にわたり放置してしまうことになるため、病気の管理上リスクが高まります。海外へ出られる前に自身の病状をよく把握しておくことはもちろんのこと、日本の主治医に海外でも手に入る薬に変更してもらうこと、病気管理に必要な検査などもよく聞いておくことが大切です。

江頭省吾

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2012/08/05 | カテゴリー:【連載終了】Dr. 江頭の健康相談

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