2013年2月-Dr.江頭の生活習慣相談 (第6回)

低血圧改善の5つのポイント

相談者プロフィール

たれうさぎ
年齢:20代後半
職業:会社員
身長:170cm
体重:56kg

《最近の悩み》
少し前から倦怠感があり、頻繁に頭痛や疲労を感じます。最近病院に行く機会があり血圧を測ったら、朝の血圧が低く、85mmHgくらいでした。このごろは、朝、意識はあるのに体が全く動かせなかったり、息苦しく、体を起こせるまで1時間以上かかることもあるくらいです。どうすれば改善できますか。

《食習慣の特徴》
・あまり好き嫌いはないが、カニ、エビのアレルギー体質。
・最近食欲減退気味。昼はしっかり食べるが、朝と夜は少々軽め。
・飲酒は週に1~2回。一度の酒量はビールジョッキ1~2杯ほど。

《睡眠》
・起床は6時半ごろ、0時前には寝るように心がけている。
・夜中にちょくちょく目が覚める。

《そのほか特筆事項》
・家にいるとだらだらしてしまい、気分も塞ぎがち。週末は終日寝て終わってしまうことが多い。

相談者は低血圧によって引き起こされる症状に困っておられるようです。低血圧には原因となる他の病気があるものとそうでないものとがあります。相談者の場合、年齢、血圧の状態や症状などから、原因となる他疾患のない低血圧だと思われます。低血圧は一般的に収縮期血圧(上の血圧)が100mmHgを下回っていることをいい、主な症状は「めまい」「立ちくらみ」「頭痛」「だるさ」「疲れやすさ」「肩こり」「食欲不振」「胃もたれ」などさまざまです。治療(対策)方法は、生活習慣改善が中心ですが、場合によっては薬物治療も行います。ただし、低血圧の場合は症状がなければ特に治療する必要はありません。

アドバイス

低血圧の主な対策である生活習慣改善は以下のような方法が推奨されています。

①規則正しい生活を心がけましょう。自律神経のリズムを整える効果があります。

②栄養バランスのとれた食事を心がけ、アルコールは控えめに。また、健康的な塩分摂取量は一日10g程度とされていますが、2〜3g多めにしてみてもよいでしょう。

③脱水もよくないので水分不足にならないように心がけましょう。

④ウォーキングなど適度な運動を行いましょう。自律神経活動や血流改善の効果があります。

⑤朝のコーヒーには低血圧症状を改善するとのデータがあります。効果の出ない方や、コーヒーそのもので健康障害がおこることがあるので、飲み過ぎないようにして下さい。生活習慣改善を試みても症状が強い場合は、薬物治療の対象となるので専門医を受診してみてください。ただ、マレーシアでは日本でよく使用されるタイプの薬が手に入らないので、日本で受診することをお勧めします。

江頭省吾

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