2011年10月-Dr.江頭の健康相談

健康診断について
一年に一度受けることになっている健康診断について考えてみましょう。日本における健康診断は主に生活習慣病と癌の発見が目的となっています。検査項目は大雑把に分けると、1.身体測定・血圧・血液検査は主に生活習慣病や肝臓・腎臓障害など、2.胸部X線検査・胃バリウム(胃カメラ)検査・腹部超音波検査は主に癌について、3.心電図検査は心臓病、のチェックが目的となります。しかし、このなかで1と3は異常の有無は分かっても、病名やその程度(深刻度)については分かりません。従って、異常がある時は必ず精密検査を受けることが必要です。2は検査結果が診断とほぼ一致するので、これに引っかかった場合は病名を予測しながら精密検査を受けること
になります。このように健康診断の結果が示す意味がそれぞれ違うので、受ける側はそれをある程度知っておくことが大切です。そして可能な限り結果説明を受けてください。それができない時は必ず「かかりつけ医」に相談することが必要です。
健康診断の項目には時として気になっている病気についての検査が入っていない場合もあるので、事前に受けるべき項目(オプション検査など)について相談しておくことをお勧めします。例えば、肺がんが気になる方は胸部X線検査ではなくCT検査にしてもらう、などです。
それでは、健康診断は一年に一度受けるのがよいのでしょうか?身体の変化や病気の進行などを考慮すると、やはり一年に一度程度が適当だと思います。例えば健康診断の直後に病気の芽が発生した場合、翌年に気が付けば何とかなる場合が多いからです。しかし、気になる症状などが出てきた場合は一年待たずに検査を受けてください。何か見つかることもあります。もちろん病気をもっている方は、2〜3ヵ月に一度はチェックを受けるべきです。特に年配の方は持病がある場合が多く、また病気になる確率も高いので、症状がないからといって長期間放置しないようにして下さい。
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2011/10/05 | カテゴリー:Dr. 江頭の健康相談








