大唐味道
- 2019/4/2
- Food Review, マレーシアのレストラン情報, 中華料理
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大勢で囲む、ダイナミックな鉄鍋料理
中国東北地方の郷土料理にほっこり
東北地方(黒竜江・遼寧・吉林)は、ロシアや北朝鮮の影響や、厳しい寒さゆえの乏しい食材をアレンジした独特の食文化をもっています。これを「東北菜」といい、発酵食品や乾物を多く使用、モンゴルに近く羊肉料理も豊富。濃厚な味付けとスパイスで、体を芯から温めてくれる家庭的な料理が特徴です。
プドゥに本店をもつ「大唐味道」は、東北菜を中心に、餃子や四川料理など本場の味が楽しめる人気店です。おすすめは、テーブルに設置された大きな鉄鍋で豪快に調理する「※铁锅鸡」。鶏肉、じゃがいも、干した豆腐、きのこなどの具材と、ドライチリ、八角、生姜、しょうゆベースの自家製調味料を鍋に入れます。とうもろこしの粉で作ったパン生地を鉄鍋の側面に張り付けて蓋をし、煮ること約30分。煮物から出る水蒸気で蒸したパンを煮汁に浸していただきます。お味は「優しい」の一言。ニョニャの「ポンテ」や日本の肉じゃがにも通ずる、スパイスの効いた複雑な風味が食欲を刺激します。干した豆腐は東北菜に欠かせない具材。麺のようですが、キュッキュッと独特な歯ごたえがたまりません。真っ黒な野生のきのこは秋に収穫し乾燥させたもので、豊かな香りが口いっぱいに広がります。4種の冷菜がついてこのボリューム。「小」を5〜6人でシェアしても満腹必至の一品です。
昨年末オープンしたスリペタリン店限定の「木桶魚」もお試しあれ。「香山樹木」で作られた木桶に、400℃に熱した「鵝卵石」を敷きます。2㎏もある草魚を生け簀から取り出してスライス。石に乗せてスープを投入! 火を使わずも、ぐつぐつと煮えます。石はミネラル豊富で、木は疲労回復やストレス解消、血行を促進するのだそう。中国で話題の木桶魚が食べられるのはココだけ!
※英語表記:Iron pot chicken
大唐味道Restoran Da Tang Wei Dao
【本店】
148, Jalan Changkat Thambi Dollah, Pudu, 55100 KL
【スリペタリン店】
No.2A, 6 Jalan Radin Bagus 1, Baru Sri Petaling, 57000 KL
03-9548 0997 11am-11pm