2019年4月-長男のチャレンジ

学校生活にも慣れてきた1月末。息子が学校からお便りをもらってきた。学校主催の5㎞マラソンの案内だ。息子は「参加したらTシャツとメダルがもらえるんだよ!」と、やる気十分。参加費40リンギを支払いエントリーした。週に1度、学校でバドミントンをする以外は特に運動していない息子。体力はある方だが走るとなると心配だ。
そんなことを、公私ともにお世話になり、アスリートでもある姉御に話すと「トレーニングしよう!」と申し出てくれた。息子は目を輝かせて「やりたい!」と。こうして、マラソン大会に向けて週末の朝練が始まった。
午前5時半。息子を叩き起こし、バナナを食べてレイクガーデンへ。駐車場から1km、ウォーミングアップを兼ねて池まで歩く。この池を大回りに1周すると約2.3㎞。準備運動してジョギング開始。1周目はゆっくり走る。あれ…? しまった! なぜだか私まで走っている!?とりあえず2人を追いかけるも、1周したら息が上がってどうしようもない。2人はスピードを上げて2周目へ。私はウォーキングに切り替える。普段どれほど体を動かさないか、強く実感すると同時に、贅肉ばかりだと思っていた私の「わがままボディ」に、筋肉という痛みを宿す部位が、わずかながらも残っていたのだなぁと驚いた。
姉御のトレーニングノートに従い特訓、大会までに週末朝練は計4回行った。息子は同じペースで走るコツや体の動かし方を着実に身につけていった。
当日。予想以上の参加者が夜明け前の校庭を埋め尽くしていた。音響の悪いスピーカーから耳をつんざくMCの声。一般参加者もあり意外と本格的だ。しかし「マレーシアあるある」で、走るルートは当日に知らされるし、スタートは幅狭い校門だし、時間になっても始まらない。姉御と知人のT氏が応援に来てくれた。最終アドバイスを受け、出発を待つ。T氏が伴走できるようにと、大会Tシャツを姉御に買ってくれた。その様子を見るだけで感極まって思わず涙ぐんでしまった。当の息子は未だ走り出してすらいないというのに。
スタート! 姉御はゴール500m前地点で、私はゴールで待つ。10、20人と走者が戻ってきた。息子の姿はまだない。上位に息子がいると思い込んでいた私にとっては期待はずれ。28、29、30…。息子と姉御がダッシュで走ってきた! 300人以上が参加したこの大会で40番以内に入れたのは大したもんだ。タイムは36分57秒。
息子はTシャツとメダルのデザインで次の大会を検討中。姉御のおかげでランナーズハイの味を占めた様子だ。
1度だけ娘達を連れて朝練に行った。長男と姉御の邪魔にならぬよう、ゆっくりと散歩するはずだった。ところが「よーいドン!」の掛け声に反応した末娘が先陣を切って走り出した。すぐへばるだろうと高を括ったものの、3人の姿は見えなくなった。長女を急かし、慌てて追いかけるも追いつけず。遠くに、1周目を通過し走り続ける末娘と長男、姉御の姿が見えた。なんと末娘は2.3㎞を長男と同じペースで走り抜いたのだ。この脅威の6歳児、鬼ごっこで駆け回る脚力を見初められ、最年少で陸上部にスカウトされたというオマケ話もあり。
利秀

2019/04/02 | カテゴリー:KLのらりくらり徒然草

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