2018年12月-続・こどもの進路

8月。息子の進学希望校を提出した。『こどもの進路 その2』でも書いたが、息子はマレー系公立校に進学する。第一希望は夫の母校で、実家の裏手にあるT校だ。ところが、自由に希望校を選択できると思い込んでいたのだが、用紙には現在通う小学校付近の6校のみが記載され、その中から第三希望までを選択するよう指示されていた。実家の対面にあるP校(第二希望)はリスト内にあるが、T校はない。どちらも実家から500mほどだというのに。仕方がないので、P校を第一希望、娘達の小学校への通り道にあるS校を第二に、わが家からほど近いSS校を第三希望とした。
以前にも書いた親友I君の両親に希望校の変更を連絡しようとすると、息子に拒まれた。喧嘩でもしたのかと心配すると「I君は彼女と同じ学校を第一に書くって。パパとママは彼女のこと知らないから連絡しないで。携帯があるし、いつでも会えるから違う学校でいいよ」と言う。ほぉ~! 大人っぽく、現代的な発言! 息子曰く、「好き」と告白し合い、学食で彼女が残したごはんを食べてあげたり、休み時間を共に過ごす関係が「付き合う」の定義だ。
息子のもう1人の親友で昭和のガキ大将みたいな子の親から希望校を合わせたいと連絡があった。この大将も小1から互いの家を行き来しており、親もきちんとした方だ。ちなみにその妹とわが家の長女も大の仲良し。必ず同じ学校に行けるわけでもないが、ここはこどもの希望に合わせて書類を提出することにした。
UPSR(小学6年生対象の全国統一試験)が終わり、11月初旬、第二希望S校の「Remove」へ進学するようお達しがあった。義母や義姉が近くに住むP校だと、甥や姪の手も借りられ送迎が楽になると目論んだが、そうは問屋が卸さず。夫と私は落胆したが、期間内なら再申請できると聞き、それならばと、第一希望をT校に、第二希望をP校に再申請することにした。
進学先通知書、出生証明書、親と子のIC、UPSRの受験票を持ってS校へ。S校は学生が壁画を描いたり、庭づくりをしたり、部活に励んだりと、とっても良い雰囲気の学校だった。教室に入ると、「Welcome to S校」と書かれたピンクのTシャツに身を包む品行方正なボランティアの学生達が、テキパキと入学案内をしている。校内もきれいだし、「あれ? ここいいんじゃない?」と思う私の横で、夫は再申請の旨を伝えていた。担当の女生徒は残念がりながらも親切に手続き法を教えてくれた。結果は12月半ばに出るが、却下された場合は新学期からS校に通いながら再々申請ができるんだそう。
帰路、夫が「S校、雰囲気よかったな」とポツリ。それに息子も賛同する。再申請直後に、「S校いいなぁ」なんて、なんともハチャメチャな3人である。
「Remove」とは、マレー語の成績が悪い子対象のプレクラス。つまり、息子は5年制中高一貫公立校を6年かけて卒業することになる。「留年の先取り」的なシステムだ。学校が決まる前に彼女と別れたI君は、運よくも元カノ不在の第二希望P校への進学が決まった。大将は息子と同じS校の「Remove」だが、わが家と同様に再申請した。さて、どうなることやら。
利秀

2018/12/03 | カテゴリー:KLのらりくらり徒然草

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