2018年7月-家族でタイピン社会科見学

 6月、ローカルの友人一家とタイピンで2泊3日過ごした。宿泊先は森の中のリゾート。前回は市内観光を優先したので、今回はリゾート内でたっぷり遊べるよう旅程を組んだ。
タイピンといえば、セニョ~ム2016年7月号がとても参考になる。到着時刻が遅かったので、この日は簡単に食事を済ませ、ホテルで恒例の宴会。
翌日、市内から約20㎞、クアラセパタンの木炭工場へ行った。この日は、セニョ~ムで紹介された、エコツアーガイドのティアさんによるワークショップ(不定期開催。1人25リンギ、要予約)があった。木炭製造過程で抽出される木酢液を利用した染め物体験、木炭の原料となるマングローブの樹皮剥がしなどを体験した。約1・6メートルの丸太の樹皮を剥ぐ作業の報酬は、1本につきたったの20センだという。
3代目KYさんが工場案内してくれた。「木炭ができるまで」を実際の窯の様子を見ながら学ぶ。こどもも大人も興味津々。木炭製造の残り火で焼いた芋をいただく。スモークの香りとじっくり長時間で焼きあげた芋は格別だ。いつもBBQで使う木炭ができるまでに、多大な時間と労力がかかることを知ると同時に、煙や灰など、そこで働く人や近隣住人への健康状況が気になるところではあったが。現在、30社、計300の窯が稼働している。
木炭工場見学後、「漢龍香行」 へ。ここはマレーシア最古の線香工場。寺院の催事で使用される大型線香を制作している。運がよければ15メートルにも及ぶ巨大線香も見られる。
昼食を済ませ、リゾート内の小川でちびっこを遊ばせる。ここでさらに2組の友人家族と合流。川の水、生き物、砂があれば、3時間なんてあっという間。大人8名、こども8名の大所帯で夕飯、宴会。早めに就寝、翌日のメインイベントに備える。
朝5時半、車で30分クアラセパタンへ向かう。漁村の朝は早い。早朝にも関わらず、コピティアムは賑わいをみせる。7時、ボートに乗り込み川から海へ。エンジンを止めて水面をじっと見守る。と、船の真横にイルカが現れた。軽快なKポップを鳴らしながらイルカを探す。私は一度このツアーに参加したことがあるのだが、前回よりも多くのイルカを見ることができた。川に戻り、今は使用されていない水上の釣り場兼宿泊施設でトイレ休憩。個室に入るも、横の人の排便の様子がわかる。なんせ、ポッカリ開いた穴の先は川なのだから。それから、クアラサンガという水上集落へ。現在40家族、100名ちょっとの村人が住む。電気も水道も引かれていない。村には公立小学校があり、生徒11名、先生9名が学校生活を営んでいる。中国は潮州から渡ってきた人々がおよそ100年前に作った村には、中国寺院やセントアン教会、それに一軒のコピティアムがある。セントアン教会には、40年前の村の火災、近年の津波から村人を守ったという不思議な逸話も。その後ボートで魚の養殖場に寄り、鷲の餌付けをして帰港。2時間半、大満足のクルージングは1人70リンギ(最小催行人数15名)。
文化、伝統、歴史を僅かながらに学んだ今回の旅は、こどもはもちろん、大人にとっても意味深いものであった。

利秀

2018/06/25 | カテゴリー:KLのらりくらり徒然草

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