新・かっしーのお金のはなし ココア・サテライト運用のススメ(続編)

 

資産運用というと、「​富裕層だけがやるもの​」​と思ったり、​「​もう少し先の話​」​と考えがちですが、本来は「​​自分​のライフ・プランニング」に沿って​、​自分または自分の家族にとって必要な準備をする​」​という​もので、まさにこれが「資産運用の根幹」となります。そこで、具体的に資産運用とは何なのかについて、かっしーさんから学んでみましょう。
柏村信光:2008年​来​馬、マラヤ大学​大学​院卒業。ファイナンシャルアドバイザー。イギリスCISI認定。イギリスCII認定。マレーシア・ラブアン金融庁公認


今回の内容は前回に引き続き、コア・サテライト運用に関連した話です。繰り返しになりますがコア・サテライト運用とは、コア(安定的な運用)とサテライト(積極的な運用)という観点に分けて自分の運用ポートフォリオを考えるもので、コアでは中長期的な安定運用を目指し、サテライトで相対的により大きなリターンを目指します。それを踏まえて今回触れるのは、マレーシアの定期預金についてです。
マレーシアの定期預金がいかに良いかを日本人の方々が話しているのを聞くことがあります。日本に比べると利率は圧倒的に高いし、定期預金なので元本割れもありえないので、なんだかんだでマレーシアの定期預金が長期で見てベストだという方もいます(他の途上国との比較は抜きにして)。コア・サテライト運用のコアとしてぴったりだという認識になるのかもしれませんが、実際はどうでしょうか?
ここで簡単にマレーシアの定期預金に関しておさらいをしましょう。常に変動しますが、近年のマレーシア国内の銀行の定期預金は年利3~4%で、預金額25万リンギまでPIDMの保証対象となります。
PIDMは日本のペイオフに似たような保証制度で、一つの銀行に対して一人の預金者が保証対象となり、預金口座を複数銀行にもてば保証限度額が増えることになります。例えば25万リンギの定期預金を2つの銀行に分けると、50万リンギが保証限度という形。もしこの条件でマレーシア国内に50万リンギを超える定期預金をもっているとしたら、いわゆる元本保証と考えられるような定期預金で管理されていたとしても制度上、限度を超えている額に関しては、有事の際に元本は保証されません。この類の話になると、銀行は絶対つぶれないと主張をされる方もいますが、その懸念を100%否定できないからPIDM制度が存在しているとも考えられます。
世界にはさまざまな経済特区が存在します。例を挙げると、管理方法次第で、運用総額にかかわらず90%を保証など、PIDMとは異なるルールで預金者・投資家を保護する形も存在します。なにもマレーシアの定期預金に問題があるとは思っていませんし、基本的にはコア・サテライト運用のコアになりえるものだと思いますが、今回のポイントは、優良に見えるマレーシア国内の定期預金も、条件付きで考えなければならないということです。
現実的に預金を分けられる銀行数や制度の限界を考慮し、かつ他の運用内容や運用通貨とのバランスを考慮しながらコア・サテライト運用に当てはめていくことが大切だと思います。

 

今月のまとめ

資産運用に対する経験値をつけていくなかで、正しい思考ベースをもつことは非常に大事です。今回触れているコア・サテライト運用は、間違いなくそのベースになってきます。
何事もバランスが大事と言いますが、資産運用についても同じことが言えるのではないでしょうか。

 

 


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