2013年1月-Dr.江頭の生活習慣相談 (第5回)

肩と首のこりと四十肩

相談者プロフィール

四十肩男
年齢:40代半ば
職業:製造業
身長:172cm
体重:78kg

《最近の悩み》
半年ほど前から左肩が急に上がらなくなり、肩をひねったりすると激痛が走ります。いわゆる四十肩、五十肩と診断され、針治療や赤外線、超音波などの治療をうけましたが、まだ良くなりません。周囲の経験者に聞くと、「ほっとけばそのうち治るよ・・・」とのことですが、いったいどうしたら早く治すことができるのでしょうか。あと、特に意識していなかったのですが、最近は肩と首のこりがひどくなったように思います。長時間パソコンに向かった後など、首の付け根から肩にかけて重たい感じもします。

《食習慣の特徴》
・朝食はパン等の軽食とコーヒー。
・昼食は近所の屋台で麺類か経済飯で軽く済ませる。
・夕食は会合や接待も多いが、普段は夜9時頃に軽くすませる。
・水分は比較的多く取る。
・タバコは吸わない。(止めてから8年)・飲酒は毎日ビール2缶、飲み会ではビール、焼酎、ウィスキーと何でも飲む。

《睡眠》
・基本的に12時以降に就寝。夜中に目覚めてしまうときが多い。

《そのほか特筆事項》
・運動不足。
・7年前に糖尿病と診断、飲み薬で治療中。

冷え症(性)とは

今回の相談ですが、大きく三つのポイントがあります。それは、①五十肩について、②肩こりについて、③糖尿病について、でしょう。

まず五十肩ですが、これはこれといった原因なしに肩関節周囲が固くなり可動制限と痛みを生じる疾患です。この病気で注意すべき事は、本当の病気がないという事を確認することです。整形外科を受診し、MRIなどの検査を受け「腱板断裂・関節炎」などの治療すべき病気がないかどうかを確かめてもらいましょう。もし五十肩なら、時間はかかりますが1年程で徐々におさまってゆきます。治療は内服薬・局所への注射などが主流ですが、場合によっては手術治療もあります。マレーシアでは麻酔下に肩のこわばりを強制的に修復する日帰り治療も行われているようです。先ずは整形外科医に相談してください。

次に肩こりについてです。相談者の場合運動不足と長時間のパソコンが主な原因でしょう。これもまずは整形外科へ掛かり、頸椎などに大きな病気がないかどうかを調べる事が大切です。いわゆる肩こりは肩周囲の筋肉のこわばり・血行障害によっておこるもので、頭痛の原因ともなります。対策は肩を回すような運動やストレッチなどが基本ですが、ジョギングや水泳などの全身運動も有効です。

最後に糖尿病についてです。糖尿病は基本的に症状はありませんが、徐々に進行する性質があり決して油断できません。糖尿病が長くなると腎臓や網膜障害などの合併症ばかりでなく、心臓や脳の動脈硬化症なども出現するため非常に厄介です。悪化し合併症が出てきたらその後はずっとその治療や管理で多くの時間を費やす事になるため、医療費の面からも大変です。相談者はたばこを吸わない点はよいのですが、糖尿病でありながら毎日の飲酒を継続しており、運動も行っていないようです。仕事で忙しいのは分かりますが、なるべく時間をつくり健康のために使うよう努力して下さい。

江頭省吾

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  1. 肩と首のこりと四十肩
    相談者プロフィール
    四十肩男
    年齢:40代半ば
    職業:製造業
    身長:172cm
    体重:78kg
    《最近の悩み》… http://t.co/GTuFYJgs

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