2013年6月-「ブラパ オラン?」 いったい何人なの~?!

 昔、私がサラワク州の小さな村でボランティアをはじめたときのことです。まず、賃貸できる一軒家を探したのですが、村には賃貸アパートなんてものはなく、しばらくぼろぼろのホテルに住んでいました。「このまま住むところが見つからなかったらどうしよう・・・」と焦りはじめたころ、「うちにホームステイしないか」という申し出があったのです。救いの手を差し伸べてくれたのは、ファティマさん。貫禄のある50代の素敵な女性です。私が困っていると知って、声をかけてくれたんです。見ず知らずの外国人を、どんな人間かも知らず、しかも家族に相談もなしに!

風通しがよく、居心地のいいおうちにお邪魔して、ママ(ファティマさん)と話してるうちにすっかりこのうちが大好きになった私は、すぐにホームステイを決めました。ママにそのことを伝えると、ママの仕事についてや、こどもは男の子ばかり4人など家族構成などについて教えてくれました。・・・でも、家の中にはやたらとこどもが多い。当時、まだマレー語を勉強したてで、あまり聞き取りができなかった私は、聞き違いか、近所の子が遊びにきているのかなと思っていました。夕方になって、こどものうちの数人は自分の家に帰っていったけど、それでもまだこどもががたくさん残っている。ママのこどもはいったい何人なんだ?・・・マレー語に自信がない私は、その疑問に蓋をして、「ま、いっか」で片付けました。

数ヵ月たって、マレー語で言いたいことが言えるようになってきた頃、その疑問が再燃。「ママのこどもはブラパ オラン?(Berapa orang=何人?)」。聞いてみると、確かにママのこどもは男4人らしいんだけど、両親が子育てを放棄した遠縁のこどもたちや養女もいるらしい。なるほど、私のこともすんなり受け入れてくれたわけだ。

サラワク州の村にいて思ったけど、マレーシアってみんなで協力してこどもを育てている。なかでもママは特別ボランティア精神が旺盛だけど。自分も母親になった今、マレーシアのそういうところって素敵だと思うのです。

マレー語で言ってみよう!
Berapa(ブラパ)という単語は数をたずねる疑問詞で、これだけで使えば「いくら?」「何人?」「い くつ?」とさまざまな数をきくことが出来ます。状況に応じて何の数のことかを判断します。この 「ブラパ」と数字をマレー語で覚えれば買い物するときなどに便利。

■ Berapa + ringgit(リンギット)→ 何リンギット?
■ Berapa + kali(回)→ 何回?
■ Pukul(時) + berapa → 何時?

いろいろな単語と組み合わせて使ってみてください。難しければ「Berapa ?」だけで通じることもありますよ。

のっし

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