Vol.2 資産運用において 何よりも大事なのは「時間」

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-2

将来的に、日本含め様々な国で仕事をする可能性のある内藤さんが、国境に影響を受けない資産運用について学んでいきます。時間という要素を最大限に利用すること、また、単一通貨だけを持たないことの合理性について考えていきましょう。

内藤:かっしーさん、前回のお話で、時間をうまく使うかどうかによって、運用効率が大きく変わるということと、時間が元本の金額を抑える効果をもっているということも理解できました。その際には、時間を有効に使った運用をすることで複数メリットが発生するということでしたが、他にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

柏村:他には、非常に大切な要素として、統計的な元本保証能力が挙げられます。あくまで一例なのですが、仮にアメリカのS&P 500(日本の日経平均株価のようなもの)インデックスを用いて資産運用をするとします。イメージとしてはアメリカの優良株式500種を1セットでまとめ買いするような感じです。この500種の株式を購入した場合、運用期間(買ってから売却までの期間)に応じて元本割れ確率が大きく変わってきます(表参照)。

内藤:確かに運用期間の差で結果が全然違いますね。でもこれってアメリカ株式だけじゃないんですか?

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-1柏村:多少の違いはもちろんありますが、多くの資産・運用の種類にも同じことが言えます。例えば、世界株式、金などの現物、世界不動産、将来ポテンシャルがあると考えられる分野(医療・水・食料など)などが挙げられます。S&P 500もその一つです。

内藤:なるほど。過去には様々な経済危機があったはずで、それは株式にも影響しているはずですが、そのような悪い条件を含めてでも統計上元本割れの確率が0というのは確かにすごいですね。資産運用に関しては、さっとやり始めてさっとやめるっていう方法はよくないってことでしょうか?

柏村信光:通称かっしー。2008年来馬。マレーシア初の金融庁公認日本人ファイナンシャルアドバイザーとして、GTSの代表を務める。

柏村信光:通称かっしー。2008年来馬。マレーシア初の金融庁公認日本人ファイナンシャルアドバイザーとして、GTSの代表を務める。

柏村:短期目線で成功することも可能ですが、近い将来だとしても予期することは不可能で、高く買って安く売ってしまうという非合理的なことを繰り返してしまう個人投資家が多いようです。それなら、最初から一定の時間を使うという前提で開始する方がより成功に近づくと思います。実際、ウォーレン・バフェットのような投資の神といわれるような人も時間をかけるという考え方を資産運用の中心に置いています。

 

 

 

 

 

相談を終えて…

今回特に印象に残ったことは、短期目線で資産運用をすると、悪くなったから売って、良くなったから買うという非合理的なことを個人が繰り返してしまうということです。大前提としてこの点は非常に気を付けなければならないことだと感じました。

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る