2011年12月-MPO情報

“Hearthenyouwillsee” 29

ブロードウェイ・ミュージカルの祖、ロジャーズ&ハマースタインの世界をお楽しみください 

 「サウンド・オブ・ミュージック」「王様と私」「南太平洋」…日本人の間でもとてもよく親しま れているこれらのミュージカルの名前を、一度 も聞いたことがないという方々は少ないのでは ないでしょうか。これらはみな、ロジャーズ&ハマースタインという作曲家・作詞家のコンビ から生まれた作品です。

 ミュージカルの起源は、19 世紀末ウィーンの 「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世などによ るオペレッタ(喜歌劇)であるとされています。 それがベルリンオペレッタを経由してジャズ発 祥の地ルイジアナ州ニューオーリンズで、芝居 と歌とダンスが一体となった舞台芸術として確 立しました。どういうものをミュージカルと呼 ぶかについては様々な意見がありますが、それ までのオペレッタとの一番大きな違いが「歌手 とダンサーが別れておらず、演者が歌と踊りの 両方をこなす」という点であることは共通して いるようです。当然、ミュージカルの出演者は 歌と踊りの両方において人前で披露出来るだけ の技術をもっていなければならず、非常な努力を必要とします。

 さて、それを更に発展させてニューヨークの ブロードウェイ・ミュージカルとして確立したのが、作曲家リチャード・ロジャーズと作詞家オスカー・ハマースタイン2世のコンビです。 それまでは演者の歌や踊りといった個人芸を楽 しむショーであったミュージカルをより物語性 の強いものとし、現在あるような総合舞台エン ターテインメントとして完成させたのがこの二 人だと言われています。コンビによる最初の作 品が1943 年作「オクラホマ!」、日本では宝塚 歌劇団によって何度か上演されています。そし て「サウンド・オブ・ミュージック」は1959 年作、翌60 年にハマースタインが亡くなった ため、このコンビによる最後の作品となりまし た。後にアメリカで映画化されたことによって アメリカ人と日本人の間で特に愛されているこ の作品、妻を亡くした7人の子持ちのオースト リア軍大佐と、そこに修道院から家庭教師とし て送られたマリアの物語は実話をもとにしてい ます。舞台はナチス・ドイツによるオーストリ ア併合前夜のザルツブルグ、大佐はそれに抵抗 して中立国スイスに亡命するという筋書きは、 それ故にこそオーストリアでは複雑な感情を もって捉えられており、上演されることは殆ど ありません。また、タイ王室を舞台とした「王 様と私」も、不敬罪との兼ね合いなどでタイ国 内では上演禁止になっています。そういう事情 も踏まえた上で、音楽を楽しみたいものです。。

猪本桃子

MPO 12月のスケジュール


Legacy(MPO メインシリーズ)

12 月3日(土)午後8時30 分開演、4日(日)午後3時開演 ハンス・グラー フ(指揮) フォーレ:劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」組曲 デュカ: バレエ音楽「ラ・ペリ」 ラフマニノフ:交響曲第3番

入場料:RM120/RM90/RM60/RM30


■DFP Showcase(DFP 特別企画)

12 月6日(火)日午後8時30 分開演 ダト・モクザニ・イスマイル(指 揮) クリス・ボッティ(トランペット独奏) 「クリス・ボッティ – MPO と共に」 今最も売れているアメリカのジャズ奏者と、数々の賞を受賞した 彼のバンドがMPO とタッグを組んで、ジャズの古典的名曲とお馴染みの 定番を満載した豪華ステージをお届けします。

入場料:RM228/RM178/RM118/RM68


■MPYO

12 月9 日(金)午後8時30 分開演 ケヴィン・フィールド(指揮)  The Temple of Fine Arts「手に手を取って」 ラモー(デュカ編曲):オ ペラ=バレ「優雅なインド」第1・第2組曲 ニティヤナンダン:ニュー ヨーク(世界初演) モーツァルト:パントマイムのための音楽

入場料:全席RM35 均一


■Pops「ロジャーズ&ハマースタインの世界」

12 月10 日(土)午後8時30 分開演、11 日(日)午後3時開演 マーティン・ イェーツ(指揮) ジャッキー・スコット、アンドリュー・ハリデイ(ヴォーカル) ロンドンのウェストエンドから二人のアーティストを招き、「オクラホマ!」「回 転木馬」「南太平洋」「王様と私」「サウンド・オブ・ミュージック」などなどミュー ジカルのヒット作からのナンバーをたっぷりとお聴かせします。

入場料:RM150/RM110/RM70/RM40


■DFP・国際交流基金クアラルンプール共催

12 月12 日(月)午後8時30 分開演 Hanamas 津軽三味線とヴァイ オリンの女性デュオが奏でるポップ・ソウルなスタイルの西洋と東洋の フュージョンです。

入場料:全席RM30 均一


MPYO ”Friday Night is Music Night!”

12 月16 日(金)午後8時30 分開演 マレーシアン・フィルハーモニッ ク・ユースオーケストラ ケヴィン・フィールド(指揮) BBC Concert Orchestra による世界で最も長く続いているライブのラジオ音楽番組 “Friday Night is Music Night!” に捧げる音楽の数々を、DFP のステージ とスクリーン両方からユースオーケストラによる演奏でお届けします。

入場料:全席RM35 均一


MPO Specials “MPO &MPYO Side by Side”

12 月17 日(土)午後8時30 分開演、18 日(日)午後3時開演 クラ ウス・ペーター・フロール(指揮) ハワード・ン(オーボエ独奏) タン・ ブン・ピン(クラリネット独奏) ソン・チン・リン(ホルン独奏) リム・ テン・エック(ファゴット独奏) ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」 よりモスクワ河の夜明け モーツァルト:木管楽器のための協奏交響曲  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

入場料:RM120/RM90/RM60/RM30


<学生券について>

学生・生徒の方は、座席クラスに拘らずMPOの演奏会はRM15、外部団体の演奏会はRM30でお聴きいただけます。(室内楽シリーズ、FmamilyFunDay、MPOHappyHour、MPO特別企画を除く)切符購入と入場の際の2回、写真付きの学生証(小学生の方はパスポートのコピーでも)をご提示下さい。

・電話でのお問い合わせ・ご予約:BoxOffice03-20517007まで。

・MPOウェブサイト:www.malaysianphilharmonic.com

 

2011/12/02 | カテゴリー:MPO情報

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