キャノンいちおし 今月のこの会社 第3回 

システムインテグレーション、データセンターサービス、ネットワークサービス

KDDI MALAYSIA Sdn. Bhd

企業概要:KDDIシンガポールを100%株主として1999年設立。資本金は81万リンギ、従業員は 30人。システムインテグレーションを中心にデータセンターサービスや、マレーシア国内回線サービス、国際ネットワークサービスを複合的に提供しています。

マレーシア進出企業のサポーター
情報セキュリティー分野に強み

日本でKDDIといえば、総合通信事業者。携帯電話をはじめとした対消費者のイメージが強い会社ですが、ここマレーシアでは「システムインテグレーター」として活躍しています。
システムインテグレーションとは、企業などの情報システム構築を行う仕事。例えばオフィスや工場でパソコン、サーバ、インターネット、電話といった機械が正しく動くよう設置・調整し、オフィス全体をつくり上げていく作業で、対象分野はコンサルティングから設計、開発、運用、保守・管理まで多岐にわたります。KDDIマレーシアではオフィス立ち上げだけでなく、引越し時のシステム構築、運用、保守・管理もサポート。なかでも現在、注力している分野の一つが「セキュリティーソリューション」です。日本では情報管理の重要さが広く認知され、企業におけるセキュリティー対応も年々厳格になってきていますが、マレーシアではまだまだ追いついていないところがあるからです。
企業におけるセキュリティーの考え方には大きく分けてパソコン、サーバのデータ管理やウイルス感染防止に代表される「ITセキュリティー」と、入室管理や監視カメラなどが関わる「物理セキュリティー」があります。いずれの場合も注意するべきは、十分に防衛されている日本と異なり、管理の甘い海外オフィスから企業にとって致命的ともいえるデータ漏えい事故発生の可能性が高いことです。こういったリスクを軽減するには、日本と同じレベルのシステムを構築すればいいのですが、海外では人員が限られていることもあり、思うようにいかないこともあるでしょう。KDDIマレーシアではこういった相談に積極的に応じ、会社ごとに最適なシステムを提案、予算に合わせて構築してくれます。

クラウド移行本格化の動きに対応
ネットワークと機動力生かし先導

情報セキュリティーシステム構築に加えてニーズが増えているのが、「クラウド化」です。
自社内にコンピューターを設置して運用してきたシステムを、インターネット上のセキュア(安全)なIT環境に置き換えることでコスト削減やマルチアクセスを可能とするクラウド化もまた、アジアでは日本が先行している分野。ここ数年はシンガポールでも活発化しており、今後はマレーシアでも進むと考えられます。しかしながら企業では業種・業態、管理する情報によって全てクラウド化できないところもあるので、その場合はクラウドシステムと自社システム(オンプレ)を連動させた複合型で運用することになります。
KDDIマレーシアでは日本で先行しているクラウド化のノウハウを基に、マレーシアのIT環境に合わせてオンプレと組み合わせて移行させていくサービスにも着手しています。
また、KDDIグループでは東南アジア全体で進出企業の困りごとや要望などの情報を共有することにより、近隣諸国の最新の動向も反映したアドバイスやサポートが可能となっています。ちなみに、KDDIグループでの「東南アジア」とはインド、オーストラリア、アラブ首長国連邦 (ドバイ)も含み、他社と比べるとより広い範囲をカバーしているのが特徴。各国の責任者は3ヵ月に1回は直接会って交流する機会が設けられているそうで、国を横断した高い機動性も強みとなっています。
こうしたネットワーク力を背景に最近は日系のみならず、他国からマレーシアに進出してくる企業からの問い合わせや注文も増えているそう。多くの日系企業の足元を支えてきた実績が、世界でも評価され始めているようです。
 

【左】Jimmy Ikegami/マネージングディレクター
【右】J.Y.Tan/シニアマネジャー

 
 
 
 
 
 
 
 

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