キャノンいちおし 今月のこの会社 第3回 


カスタマーコミュニケーションソリューション
Canon MailCom Malaysia Sdn Bhd

 

 

 

企業概要:マレーシアのローカル会社として設立された「Efficient MailCom」をキヤノン・シンガポールが100%子会社化、今年から社名を「Canon MailCom」に改めました。現在、医療機器やセキュリティーカメラ、半導体など新たな分野で市場開拓を進めるキヤノングループで、東南アジアにおける新規事業の立ち上げ拠点としての役割も担っています。

 

 

 

 

【右】小西謙作チェアマン&CEO 【左】プロダクションマネジャー/ジミー・リムさん

マレーシアで最大規模となる
トランザクションサービスを展開

「トランザクションプリンティング」という言葉をご存知でしょうか? 企業や団体の事業活動に関わる商業印刷のなかでも、発注書や請求書などの決まったフォーマットに個別データを入力して印刷することで、Canon MailCom(キヤノン・メールコム)はこの分野におけるリーディングカンパニー。有力銀行や保険会社、テレビ局などを主な顧客として年間印刷枚数は4~5億枚、従業員約260人。現在、マレーシアで最大規模となっています。
同社の前身は1982年に設立されたマレーシアのローカル会社「Efficient MailCom」。2015年にキヤノン・シンガポールが完全子会社化しました。キヤノングループでは日本を除くアジア地域で初の買収となったそうです。
トランザクション印刷で重要となるのは、顧客から得た大量のデータを正確に、かつスピーディーに処理する能力。会社や個人情報を扱う性格上、セキュリティー管理の厳格さに加え、誤入力や印刷の不具合、封入漏れ、配送先違いなどのミスも許されません。
こうした厳しい要求にキヤノン・メールコムは複合機を中心とした印刷機のほかにも、書類を仕分けして封筒に自動で入れるインサーターや郵便局でも使われている、郵便番号を高速で読み取り仕分けするエンベロップソーターなどを駆使して、印刷前のデータ処理から発送までワンストップで提供できるのが強み。全ての工程で徹底して〝日本品質〟を守り顧客からの信頼に応えています。また、顧客の会社に人材を派遣してデータ処理などを行うアウトソーシングも行っています。自然災害など突発的なアクシデントに対しては、ディザスタリカバリ拠点として別所に同様の設備を確保しています。

デジタル印刷機でさらなる効率化

キヤノン・メールコムでは最新のデジタル機器を導入し、業務の効率化も進めています。具体的には、キヤノン製デジタル印刷機シリーズの最上位機種でモノクロ・フルカラーのどちらにも対応するインクジェットプリンター「Océ ColorStream(カラーストリーム)3500」。
近年になってデジタル印刷は、商業印刷全般で少しずつ取り入れるところが増えている成長分野です。文字通りデジタルデータを直接印刷できるだけでなく、必要なときに必要な数だけ出力できるオンデマンド機能が特徴で、印刷プロセスの短期化やロスの低減を図ることができます。たとえば従来のオフセット印刷機では請求書などの定型フォーマットを先に印刷し、その後から個別データを載せていく2段階の工程が必要でしたが、デジタル印刷機の導入によってワンショット印刷を実現。ダイレクトメールに送り先一人ひとりの好みに応じた商品やサービスの広告などを入れることもできるようになりました。

新たなビジネス開発の拠点として

今後の展望として見据えるのは、デジタル印刷に代表される新技術を活用した「マルチチャネル/オムニチャネル化を促進するプラットフォーム構築」と、「カスタマーコミュニケーションマネジメント強化」、加えてそれらのノウハウをマレーシアから周辺の新興諸国に広げていく「海外進出」の3点です。
特にマルチチャネル/オムニチャネル化では紙に印刷したのと同じデータをパソコンやタブレット端末でも見られ、インターネットサイトやSNSとも連動させるソリューションサービスを開発、日系企業をはじめとした外資系企業を中心に提案を開始しており、導入を検討している企業も既に複数現れています。

 

www.canon.com.my

 

 

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